競い磨き合う楽しさ

学びはみんなで!-学校の枠を越えた取り組み-

県下に広がるネットワーク

オリジナルメカマシンの激闘

ロボコンやまなし

 中学生の参加も非常に多く日本国内で見ても、参加台数では最大級のロボットコンテストです。高校の部では「ものづくり系高校」で機械や電気・電子・情報を学ぶ生徒達が数多く出場し、自慢の手作りロボットを操り、毎年激しいバトルを繰り広げています。色々なお客さんが観に来ますが、やはり実際に参加するのが一番楽しいのは言うまでもありません。

サイバー空間に轟く雷鳴

プログラミングコンテスト

 「工業系高校」でプログラミングを学んでいる高校生で、特に素晴らしいプログラムを作った生徒は この大会に出場します。プログラムの開発目的や仕様、操作方法などを審査員の先生方の前でプレゼンテーションします。毎年アイディアあふれる作品が登場し、会場に集まった他校の生徒達を驚かせる光景はまさに「IT時代の高校生」の名前にふさわしいものです。

緻密・精密・メンタリティー

製図コンテスト

 ものづくりを教える高校ではどこでも「製図」という授業があります。各分野における製品の設計図を描くためのスキルを身につけるための実習形態の授業ですが、この製図の授業で描き上げた作品で、特に優秀なものは学校の代表として製図コンテストに出展されます。線の1本1本の細部にまで渡って、ていねいに描き上げられた作品を、経験豊富な先生方が審査し、優秀者を表彰します。

その手から生まれる輝き

ものづくりコンテスト

 与えられた設計図に従い、美しく、正確に、そして素早く作品を作ることが出来るかを競うコンテストです。旋盤作業・電気工事・木材加工・測量・溶接作業といった各部門があり、プロ並みの技術をもった生徒達がその腕を競い合います。人々の生活に欠かせない職業に直結した技能・技術を磨き合い、刺激しあう場でもあります。また、この大会は全国大会へとつながります。

そして舞台は県外へ!

ハイテクJAPANの注目ステージへ

 ものづくり系高校での学習内容や実践内容を外部で披露する機会は県内のみにとどまりません。公益社団法人 全国工業高等学校長協会が中心となり、日本全土を巻き込んだ取り組みが行われています。ものづくりコンテスト全国大会や全国製図コンクール、全国高等学校ロボット競技など多岐に渡る大会が開催され、全国の仲間とものづくりの腕を競うための仕組みが用意されています。

そのバックボーンは学校の枠を越えた先生方の仲の良さ

これまで説明したような、学校の枠を超えた取り組みを実現するための支えとなるのが、山梨県内でものづくりを教えている先生方の団結力です。山梨県高等学校教育研究会 工業教育部会では、ここふるさと山梨で、輝いて生きてゆこうとする生徒たちの為に、日々みんなでどのような教育を行うべきかを考え、研究し実践しているのです。